履歴書写真 豆知識辞典
目 次
1. 履歴書・就活証明写真の基礎知識(女性編)
- 1-1. 3カ月以内に撮影した写真でないとダメなの?
- 1-2. 履歴書写真の基本サイズは
- 1-3. Web用エントリー写真データについて
- 1-4. 履歴書写真はスピード写真でも大丈夫?
2. キレイな履歴書写真を撮るポイント
- 2-1. 就活女子の好印象ブラウス・シャツの選び方
- 2-2. 目を大きく見せるカラコン使用の注意点
- 2-3. 就活のヘアスタイル・どんな髪型がいいの?
- 2-4. 就活の黒染めは、いつから始めればいいの?
1-1. 3カ月以内に撮影した写真でないとダメなの?
ヘアースタイルなど大きな印象の変化がない限り6カ月以内であれば十分使用できます。
ただ、学生さんの就活写真で気を付けなければいけないのが撮影の時期です。
毎年3月・4月はどこの写真スタジオも就活写真の予約でいっぱい状態です。
いざ写真スタジオで予約を入れようとしたら2~3週間待ちで、急ぎのエントリーの
締切りに間にあわず「とりあえずスピード写真で撮影しました」という話もよく聞きます。
12月に入ったらそろそろ早めの履歴書用写真の準備に入りましょう。
1-2. 履歴書写真の基本サイズは
履歴書写真で使われるサイズ
エントリーシートの証明写真サイズは、縦4cm×横3cmが主体です。
外資系の会社や学校指定の履歴書の中には、縦4.5cm×横3.5cmのパスポートサイズで
貼らなければならない写真もありますので、事前にサイズを確認しましょう。
特にキー局のアナウンサー募集用の写真サイズは、各社バラバラなので注意して下さい。
国家試験を伴う看護士・栄養管理士などを目指して就職活動をされてる方は会社提出用の
履歴書写真4cm×3cmの他に、国家試験用の縦6cm×横4cmの写真も受験時必要になります。
1-3. Web用エントリー写真データについて
最近の傾向として、エントリーシートを郵送ではなく、パソコンからWebで送らせる企業も
年々増えて来てます。証明写真もエントリーシートに添付して送らなければなりません。
その際企業は、必ずと言って良いほど添付する写真サイズを指定してきます。
一般企業で最も多いのが、600×450pixl・560×420pixlが中心です。
しかし、企業によっては320×240 pixl ・ 160×120 pixlなどで、学生のWebに対する
知識を試してると思われるサイズも多々見受けられます。
ちなみに600×450pixlは、リクナビのOpenES登録サイズ指定版です。
新卒の学生さんであれば、最低でも【600×450pixl】及び【560×420pixl】の2種類の
Webサイズだけは用意し、就活に臨みましょう。
Web Data 大きさ比率
1-4. 履歴書写真はスピード写真でも大丈夫?
スピード写真ではなく写真館で撮影することをオススメします!
髪型や服装の乱れ、姿勢、顔の向き、肩の高さ、口角の上りぐあい、表情の柔らかさなど、
良心的なお店であれば、細かくアドバイスしながら撮影してもらえます。
さらに目の下のクマやニキビ跡・顔色などのちょっとした修整もしてもらえます。
しかし写真館と一言で言っても、カメラマンの腕やフォトレタッチ技術の差で、仕上がりに
大きな違いがあるのも事実です。お店のサンプルと出来上がりがぜんぜん違って愕然とした!
スピード写真の方がまだマシ!!なんて悲惨な声をたまに聞こえてきます。
広告等で、その店のサンプル写真を気に入った場合、そのサンプルを撮ったカメラマンに
実際撮影してもらえるかどうかで、写真の出来上がりもかなり違ってきます。
カメラマンの芸術的センスに大きく左右されるのが写真という商品です。
さらに何カット撮影した写真の中から好きな写真が選べるのかも
(カット数が多ければ多い程ベストショットの出現率は当然高まります。)
事前に調べておく事も写真館選びの重要なポイントです。
スピード写真の場合には、服装や髪型、顔の向き、肩の高さなどを自分で気をつける
必要があります。自分では良く撮れたと思った写真でも、実際の出来上がりの
写真をみて顔が横を向いてたり、肩が下がっていたりといった撮影時に気づきにくい
乱れもたくさん起こります。
そしてどんなに良い写真が撮れても焼き増しができない事が一番の欠点です。
気に入った写真をたくさん必要な場合は、何度も撮り直しする必要があるため写真館よりも
高い料金になったとの声もたくさん聞きます。
最近では撮影から写真お渡しまで、約30分前後で持ち帰れる写真館も多くなって来てます。
やはり写真のクオリティー重視で選ばれた方が、就職に対する意気込みも面接官にも伝わり 良い印象に繋がると思います。
2-1. 就活女子の好印象ブラウス・シャツの選び方
さらに、CA・アナウンサー用として「カットソー」の3種類が就活女子の定番でしょう。
色は、清楚なイメージを与える白が基本。
薄いピンクや薄いブルーといった少し色が入ったシャツでも大丈夫な企業もありますが
履歴書に貼る証明写真は、やはり白が無難でしょう。
スッキパータイプは、襟についたファンデーションの汚れが思った以上に目立ちます。
最近の就活期間は短期決戦型で、連日面接が続くこともありますので、
余裕を持って2~3着ほど用意される事をオススメします。
就活時のブラウスの選び方と写り方の違い
どのブラウスが好印象に見えるのか?就活のブラウス選びに悩んでませんか?
そこで、よく就活で使われるブラウスとカットソーの着方を変えた比較撮影してみました。
堅い業界から柔らかい業界まで幅広い分野に A-レギュラータイプ。
A-2 逆に開けるとラフでワイルドな印象に見えますので、硬い業界では避けた方が無難。
A-3 レギュラーをスキッパーの様に見せたいなら断然形は、B-1のタイプの方が綺麗。
明るく活発に見える B-スキッパータイプ。
ただし、スーツの襟幅よりもシャツの襟が大きいと逆にだらしなく見えてしまいます。
襟にファンデーションが付きやすので,こまめなクリーニングを心がけて下さい。
エアラインCAに人気の C-カットソータイプ。
年齢よりも大人っぽく落ち着いた印象を伝えたい時に有利ですが、職種が限定されます。
2-2. 目を大きく見せるカラコン使用の注意点
基本的には着用しない撮影が一般的だと思いますが、少しでもキレイに写りたいと思う
女心も理解出来ます。そこで、自然で目が大きくキレイに写るカラコンの選び方教えます。
カラコンにはフチありとフチなしがあります。
写真的にはフチありの方が、直径が小さいカラコンでも目を大きく見せる効果が高く
目力もあります。カラコンのサイズは大きければいいというものでもありません。
白目と黒目のバランスこそが、目を大きく見せるコツです。
日本人の黒目の大きさは、個人差はあります。11~12mmくらいが一般的です。
証明写真で自然に見せたいのであれば、プラス1mm~1.5mm程度がもっともキレイに
写ります。つまり13mm~13.5mmがBest数値だと思います。
14mm以上のカラコンは、日本人の黒目には大き過ぎますし、眼球が球体に見えません。
視点がどこにあるのか分からない、ヘンテコな形の黒目に写りますので注意して下さい。
さらに色は目を大きく見えるブラウンがオススメ。
日本人の瞳は真っ黒ではありません。黒が強すぎるとストロボのキラキラが入らず
輝きの無い死んだような目に写ってしまいます。
2-3. 就活のヘアスタイル / どんな髪型がいいの?
女性とって一番に気になるのは就活中の髪型だと思います。
ショートヘアーの場合は、ワックスやスプレーで軽くまとめて顔の表情が見えるように
するのが一番明るい表情に写ります。前髪は横に流して下さい。
顔かたちにも左右されますが、眉毛と前髪の位置関係は、半分以上眉毛が見えてれば
明るい表情で写りますが、半分以下では急に暗い表情に変わって写ります。
長さのあるロングヘアの場合は、ポニーテールかハーフアップで顔周りをスッキリさせた
髪型がオススメです。CA希望の場合は、シニョンがベストでしょう。
最近の傾向として、女性らしさをアピールしたいためロングヘアを胸の前に下ろした
状態で撮影を希望される学生さんも増えてます。
企業の書類選考の通過率からみても、一般的に言われてるほど不利になるとは
言い難いです。その際の最低のルールとして、髪の毛は耳にかけましょう。
ただし、お堅い職業及び金融関連は避けた方が無難です。
女性の場合、髪型は第一印象を左右するポイントでもあります。
清潔感を大切にした自分に似合った髪型と志望先の職業を考慮して撮影しましょう。
2-4. 就活の黒染めは、いつから始めればいいの?
就活を始めるにあたって、髪を黒く染め直すのは絶対に必要なことなのかというと
そんなルールはありません。業種によっては、茶髪でも大丈夫なところもあります。
例えば、アパレル業界とか美容業界とか・・・
ただ面接において、服装や姿勢、髪の色を含めた第一印象も重要な採点ポイントに
なります。明るい髪の色よりも、黒髪で面接に臨まれるほうが有利だと思います。
黒染めは、就活が始まる2~3日前がベストです。
あまり染めるのが早すぎても、赤味が出たり、色ムラが出たりするケースもあります。
しかし、その前に履歴書に貼る証明写真を撮らなければなりません。
エントリーシートが通過しなければ面接にも呼んでもらえませんから。
気に入った髪色を少しでも長くいたいという理由で、「明るい茶髪を画像処理で黒に
変えて下さい。」と、依頼される事もありますが、正直、不自然な仕上がりになります。
就活期間中での黒染め回数は、2~3回が平均のようです。
美容室で染めるか、自分で染めるかにもよりますが、 時間の経過とともに染める前の
髪色が浮いてきて、色ムラになったり、赤みが出てきたりするケースも多く
1回ではキレイに染まらないようです。
つまり、初めての黒染め時期を履歴書用の写真を撮る直前に。
2回目の黒染めは、面接開始となる2~3日前がベストだと考えて下さい。
面接直前にいきなり髪染めして、うまく染まらず、髪色が気になって面接に集中できない
なんてことの無いように、早めの黒染めをオススメします。
就活の本番が始まる3月・4月は、人気のある美容室や写真館は予約がいっぱいの
ところも多いので、早めの準備を心がけて下さい。
就活スタート時期が遅くなる分、就活の終わる時期も遅くなります。
早く就活を終わらせて、もう一度お気に入りの髪色に染め直しましょう。
就活を終えた女子から、校内の髪色もまた明るくなります。